◆第72回府中牝馬S・G2(10月14日、東京競馬場・芝1800メートル)

　前日最終オッズが10月13日、JRAから発表された。

　秋初戦を迎える昨年の秋華賞2着馬(6)マスクトディーヴァ(牝4歳、栗東・辻野泰之厩舎、父ルーラーシップ)が、単勝2・1倍の1番人気となっている。昨年のローズSをレコード勝ちし、今年の阪神牝馬Sも勝利。続くヴィクトリアマイルでも3着に入り、牝馬戦線で上位の実績が支持されているようだ。

　2番人気は、昨年のエリザベス女王杯を制した(5)ブレイディヴェーグ(牝4歳、美浦・宮田敬介厩舎、父ロードカナロア)で3・9倍。今回、唯一のG1馬だが、そのエリザベス女王杯以来、約11ヶ月ぶりという臨戦過程がやや不安視されている。

　3番人気はマスクトディーヴァに続いて昨年の秋華賞3着に入った(1)ハーパー(牝4歳、栗東・友道康夫厩舎、父ハーツクライ)で9・3倍。ここまでがひと桁オッズで、4番人気には(4)モリアーナ(牝4歳、美浦・武藤善則厩舎、父エピファネイア)が11・0倍で続き、上位を4歳世代が独占している。

　馬連は(5)ブレイディヴェーグ―(6)マスクトディーヴァが3・6倍で断然の1番人気。以下、(1)ハーパー―(6)が14・9倍、(4)モリアーナ―(6)が15・7倍、(6)―(7)フィアスプライドが16・1倍、(6)―(8)コスタボニータが18・2倍と、マスクトディーヴァ絡みが上位を占めている。

　3連単でも(5)→(6)→(1)が33・1倍、(6)→(5)→(1)が37・0倍と、以下もこの2頭による折り返しが上位を独占している。

スポーツ報知