2冠牝馬が誕生した
秋華賞の余韻が残る京都競馬場で今週は牡馬クラシック3冠最終戦「第85回
菊花賞」(20日、芝3000メートル)が行われる。
ダービー馬
ダノンデサイルが予定通り、休み明けでここへ。夏場は宮城県の山元トレセンで過ごし、リフレッシュ。9月10日に栗東トレセンに帰厩し、順調に乗り込みを重ねている。CWコースの2週前追いで6F79秒0〜1F11秒6、1週前追いは6F78秒1〜1F11秒4とさすがの脚力。振り返れば年明けの
京成杯Vから
皐月賞の競走除外(右前肢ハ行)を挟み、ダービーをものにしたように休み明けを苦にするタイプではない。73年
タケホープ以来、51年ぶり史上2頭目(3冠馬と43年
オークス&ダービー&
菊花賞を制した変則3冠牝馬クリフジを除く)のダービー&
菊花賞2冠制覇を目指す。
メイショウタバルは
神戸新聞杯Vで本番に弾みをつけた。ダービーはレース2日前に左後挫石で無念の出走取消。
毎日杯Vを見ても能力の高さは間違いない。スムーズに折り合い、気分良く走れば距離の融通は利きそう。
アーバンシックは
セントライト記念を快勝。夏を越して心身ともに成長がうかがえ、脚質に幅が出た。母の父
ハービンジャー、父
スワーヴリチャードの血統から距離延長は望むところだ。
コスモキュランダは1番人気に支持された
セントライト記念(2着)で早めに動き、結果的に
アーバンシックに捉えられたものの休み明けで、あれだけ動ければ十分。当然、叩いた上積みがある。
他にも
神戸新聞杯3着
ショウナンラプンタ、条件戦を勝ち上がった
アドマイヤテラ、
シュバルツクーゲル、
ヘデントールなど楽しみなメンバーがそろっている。
スポニチ