◆第85回
菊花賞・G1(10月20日、京都競馬場・芝3000メートル)
ウエストナウ(牡3歳、栗東・
佐々木晶三厩舎、父
キズナ)が1勝馬初、
フィエールマンに並ぶ最少キャリア4戦目での菊戴冠(たいかん)を目指す。
10月10日の1週前追い切りでは、
西村淳也騎手=栗東・フリー=が手綱を執り、CWコースで
ルリアン(7歳障害オープン)と併せ馬。攻め駆けする相手を圧倒する動きで、1番時計となる6ハロン77秒1の猛時計をマーク。ラストも11秒5と力強く伸びて5馬身ほど先着した。「西村ジョッキーも『まだまだ余裕があった』と言っていた」と佐々木調教師。秘めたる潜在能力は相当だ。
既走馬相手の4月の未勝利戦を快勝し、デビュー2戦目には
京都新聞杯で果敢に重賞初挑戦し2着。「タフな馬場」に苦しみ前走の
神戸新聞杯は11着に大敗したが、18キロ増を叩かれ急上昇。一発ムードが漂っている。(戸田 和彦)
スポーツ報知