名牝
トゥザヴィクトリーの孫となる
ゲンパチルーナ(牝2、美浦・
西田雄一郎厩舎)が、日曜東京5Rの2歳新馬(芝1800m)でデビューする。
ゲンパチルーナは父
ブリックスアンドモルタル、
母ディナシー、母の
父キングカメハメハの血統。祖母の
トゥザヴィクトリーは01年の
エリザベス女王杯を制した名牝。その3番仔となる
母ディナシーは06年のセレクトセール当歳において、今も国内のセールで史上最高価格の6億円(税抜)で取引された。残念ながら競走馬として走ることはできなかったが、繁殖としてはオープンまで出世した
メイサウザンアワー、ダートで3勝を挙げた
ヴェルデホを送り出すなど、一定の成功を収めている。
ゲンパチルーナはここまでしっかりと乗り込まれてきたが、特筆するような攻め時計は出ていない。あとは実戦でどこまで変わり身を見せられるか。名牝系の底力に期待したい。