昨年
ローズS、今年の
阪神牝馬Sと重賞を2勝している
マスクトディーヴァ(牝4=辻野、父
ルーラーシップ)の引退が決まった。18日、社台レースホースが発表した。
今季は14日の
府中牝馬Sで始動し、3着。その後、左前肢のむくみがなかなか治まらなかったことから、この日、栗東トレセン診療所で
エコー検査を受けたところ、つなぎ部分に屈腱炎を発症していることが判明した。
この部分の屈腱炎は過去の症例を見ても通常の症状より予後が悪い場合が多いとし、獣医師によると炎症部の程度は重度の部類で復帰に1年以上の長期休養を要する、との見解だった。また、復帰したとしても再発の可能性があることから、ここが引き際と判断し、引退および繁殖入りの運びとなった。
通算9戦4勝、獲得賞金は2億1589万6000円。昨年
秋華賞2着、今年の
ヴィクトリアマイル3着とG1でも好走した。
スポニチ