「
菊花賞・G1」(20日、京都)
2番人気の
アーバンシック(牡3歳、美浦・武井)が直線で抜け出し、G1初制覇を決めた。勝ち時計は3分4秒1(良)。2着に4番人気の
ヘデントール、3着に7番人気の
アドマイヤテラが続いた。
武井亮調教師はG1初制覇。ダービー馬の1番人気
ダノンデサイルは6着に敗れた。
スタート直後に
エコロヴァルツが飛び出したレースは2周目に入るまで先頭がたびたび入れ替わるめまぐるしい展開。先頭争いには加わらず中団後方で脚をためた
アーバンシックが直線で力強く伸びてクラシック最後の1冠をつかんだ。
ルメールは
チェルヴィニアで制した
秋華賞に続いて2週連続のG1制覇。
菊花賞は昨年の
ドゥレッツァ続き、2年連続のVだ。「
アーバンシックはスタートでいつも通りちょっと遅いですから、彼の走り方は変えなかった。3000メートルは長いですから、道中は自分のリズムで進めて、2周目でポジションを上げていくプランでした。よく頑張ってくれました」と2馬身半差をつけた完勝を振り返る。
皐月賞4着、ダービー11着と春は栄冠に届かなかったが、前哨戦の
セントライト記念でルメールが初騎乗して重賞初制覇。そしてG1タイトルをつかんだ。ルメールは「ポテンシャルは高いです。秋から大人になって
パワーアップしました。またG1でいい結果を出せると思います」とさらなる活躍を確約した。
提供:デイリースポーツ