◆第85回
菊花賞・G1(10月20日、京都競馬場・芝3000メートル、良)
3歳クラシック最終戦は牡馬18頭によって争われ、
クリストフ・ルメール騎手が騎乗した単勝2番人気の
アーバンシック(美浦・
武井亮厩舎、父
スワーヴリチャード)が制覇。このレース結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏が20日に自身のX(旧ツイッター)を更新した。
安藤氏自身も
ザッツザプレンティで03年
菊花賞を勝っている経験から「ワン
ツースリーまで全部お手馬。そんな中で勝ち馬を選んどるルメールは流石やし、
ダノンデサイルが走らなければどれが勝ってもおかしくない組み合わせを制すあたりも手腕」と
アーバンシックを選んだ鞍上の判断を称賛。さらに「馬は精神面が成長して、ポテンシャルを活(い)かせるようなった」と春とは違う印象を受けたようだ。
また、2着に健闘した
ヘデントールに関しては「
テンション考えればよう来た2着」と指摘。3着に入った
アドマイヤテラは「淀の
武豊。今日とにかく乗れてたし、ペース勘でいち早く勝負懸けた」と今週の京都で6勝を挙げたベテランの手腕をたたえた。
1番人気のダービー馬
ダノンデサイルは6着どまり。「ゲート入れる前にまたボロして、いい意味で余裕、個性としてズルさがある」と指摘。続けて「折り合いついたところでどんどん前に入られて内枠が仇(あだ)になった。促さないと動かないから、展開的にこんな負け方も分かる」と分析した。
スポーツ報知