C.ルメール騎手が
レーベンスティール(牡4、美浦・
田中博康厩舎)で、
天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)の3年連続6勝目を狙う。
ルメール騎手はこれまで
天皇賞(秋)に14回騎乗。初制覇は9回目の参戦となった18年の
レイデオロだったが、そこからは無双状態だ。19年と20年の
アーモンドアイが1着、21年の
グランアレグリアが3着、そして22年と23年の
イクイノックスが1着。
武豊騎手の6勝に次いで現役2位の5勝を挙げている。また、春を含めても18年以降の天皇賞では12戦8勝だから、「令和の盾男」という言葉が相応しい。
今年の
天皇賞(秋)のパートナーは
レーベンスティールだ。昨年の
セントライト記念で
皐月賞馬の
ソールオリエンスを下して重賞初制覇。その後、
香港ヴァーズはまさかの最下位8着、休み明けの
新潟大賞典でも11着に大敗したが、前々走の
エプソムCから
ルメール騎手とコンビを組むと息を吹き返した。ここで2つ目のタイトルを獲得すると、秋初戦となった前走の
オールカマーも快勝。一気に秋の主役候補に浮上した。
ルメール騎手にとっては3週連続のGI制覇、
武豊騎手に並んで現役最多となる
天皇賞(秋)6勝目、そして史上初となる2回目の
天皇賞(秋)3連覇がかかる一戦。2戦2勝と相性抜群の
レーベンスティールで、並み居るGI馬を打ち負かすシーンを期待しよう。