川田将雅騎手が
リバティアイランド(牝4、栗東・
中内田充正厩舎)で
天皇賞(秋)(3歳上・GI・芝2000m)の初制覇を狙う。
川田騎手はこれまで
天皇賞(秋)に14回参戦している。過去最高着順は19年の
ダノンプレミアムの2着。昨年の
プログノーシスなど3着も4回あるが、戴冠には届いていない。また、
天皇賞(春)は16回騎乗して15年の
ラストインパクトの4着が最高着順。国内外のビッグレースを数多く制してきた名手だが、盾はかなりの鬼門となっている。
今年のパートナーは
リバティアイランドだ。一昨年に阪神JFでGI初制覇。昨年は
桜花賞、
オークス、
秋華賞を制し、史上7頭目の三冠牝馬となった。その後は
ジャパンCに参戦し、
イクイノックスに完敗を喫したが、
スターズオンアースや
ドウデュースといった大物を抑えて2着を確保。改めてポテンシャルの高さを見せつけた。今年は
ドバイシーマクラシックで始動し、
レベルスロマンス(
Rebel's Romance)の3着に敗退。レース後に右前脚の種子骨靭帯に軽度の炎症が判明し、春は休養に充てたので、今回が約7カ月ぶりの実戦となる。
川田騎手の過去の
天皇賞(秋)を振り返ると、意外にも全て3番人気以下の脇役での参戦だった。その点、今年の
リバティアイランドはおそらく1番人気か2番人気の主役級。多くのファンの支持に応える走りに期待したい。