今年の
ジャパンダートクラシックを制した
フォーエバーヤングの半妹となる
ブラウンラチェット(牝2、美浦・
手塚貴久厩舎)が、アルテミスステークス(2歳牝・GIII・芝1600m)でデビュー2連勝を狙う。
ブラウンラチェットは父
キズナ、
母フォエヴァーダーリング、母の
父Congratsの血統。母は米G2・サンタ
イネスSの覇者。半兄の
フォーエバーヤングは昨秋のデビューから新馬、
JBC2歳優駿、
全日本2歳優駿、サウジダービー、UAEダービーと無傷の5連勝を果たした超大物。
ケンタッキーダービーは初黒星となる僅差の3着だったが、国内復帰戦となった今月の
ジャパンダートクラシックを快勝。次走の米G1・
BCクラシックでは日本馬初制覇が期待されている。
9月中山の新馬(芝1800m)でデビュー。好位から楽に抜け出し、単勝1.2倍の圧倒的1番人気に応える楽勝を収めた。当時の馬体重は438kgだから、兄に比べると約100kgも軽い。それだけにタイプは全く異なるが、相当なポテンシャルを秘めていることは間違いない。
兄と同じくデビュー2連勝での重賞初制覇となるか。並み居るラ
イバルを撃破し、来春の大舞台に向けて弾みを付けたい一戦となる。