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【天皇賞】ノースブリッジ&ホウオウビスケッツ 同厩ワンツーで“親子丼”だ 奥村武厩舎W岩田で盾獲りへ

デイリースポーツ
  • 2024年10月23日(水) 06時00分
 「天皇賞(秋)・G1」(27日、東京)

 復活を期す実績馬と、台頭を目指す新興勢力が激突する構図の秋盾。奥村武厩舎はこの夏、出世の足掛かりをつかんだ2頭を送り出す。函館記念覇者のホウオウビスケッツ札幌記念Vのノースブリッジ。どちらも岩田康のお手馬だが、ホウオウビスケッツは息子・岩田望が今回騎乗する。同厩舎2頭を親子起用で臨む。

 夏の北海道で芝2000メートルの祭典を制した奥村武厩舎の2騎が、秋は同じく2000メートルで日本一を目指す。函館記念覇者のホウオウビスケッツは前哨戦の毎日王冠で逃げ粘って2着。札幌記念を制したノースブリッジはひと息入れて直行ローテ。両方ともお手馬の岩田康は体が二つほしいところだっただろう。ホウオウビスケッツは息子・望来が騎乗する。

 1週前追い切りには父子で美浦に足を運んだ。岩田康は「直線はバランス良く走れていたかな。順調と思います」と高いレベルの仕上がりを確信。担当の杉木助手も「精神面と肉体面がマッチしていい感じに。挑戦もしやすくなりました」と自信を持っている。

 ホウオウビスケッツを預かった岩田望は、ともすると重く感じそうなプレッシャーなどどこ吹く風。「父から聞いていた通り、すごく乗りやすくて操縦性の高い馬ですね。イメージ通り長く脚を使える。親子でG1に乗れること、奥村先生に感謝しています。ご了承いただいたオーナーにももちろん。父をやっつけるくらいの気持ちで乗ります」とやる気十分だ。中尾助手は「2歳の頃とは別馬というくらい良くなりましたよ。幅も出て背中もかなりいい。少し臆病なところも良くなりました」と心身の成長を強調する。

 夏に結果を出した2頭は豪華メンバーが集結した大一番でも楽しみな存在。この同厩ワンツーが決まれば、これがホントの“親子丼”!?

提供:デイリースポーツ

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