名牝
アーモンドアイの初仔となる
アロンズロッド(牡2、美浦・
国枝栄厩舎)が24日、土曜東京5Rの2歳新馬(芝1600m)で待望のデビュー戦を迎えることが決まった。
アロンズロッドは父
エピファネイア、
母アーモンドアイ、母の父
ロードカナロアの血統。母は18年に牝馬3冠を制するなど、日本馬として初めて芝のGIを9勝した歴史的名牝。18年と20年には
JRA賞の
年度代表馬に輝き、昨年には顕彰馬に選出された。また、祖母の
フサイチパンドラは06年の
エリザベス女王杯の覇者。遡れば5代母は名繁殖牝馬のベストインショー(
Best in Show)で、近親には
エルグランセニョール(
El Gran Senor)やラグズトゥリッチズ(
Rags to Riches)などの活躍馬が並ぶ。
当初は8月の新潟でデビュー予定だったが、態勢が整わなかったので放牧へ。9月末に入厩後はここ目標に乗り込まれてきた。母と比べるのは時期尚早だが、攻めで好時計を連発しているので、ポテンシャルは相当だろう。鞍上には母の主戦だった
C.ルメール騎手を確保。来春の大舞台に向けて、まずはきっちりと突破したい一戦となる。