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【天皇賞・秋】リバティアイランド末脚本領!中内田師成長実感「体がしっかりして走りに重厚感」

スポニチ
  • 2024年10月24日(木) 05時28分
 ドバイ遠征から帰国初戦となる3冠牝馬リバティアイランドはCWコースで珠玉の動きを見せた。

 不安を払拭させる動きだった。昨年の牝馬3冠リバティアイランドは開門直後のCWコースに登場。序盤は我慢の利いた走りで4角手前からペースを上げていった。直線は馬なりのままぐんぐん加速。ラスト2Fは11秒9→11秒3のタイムで鋭く伸びた。中内田師は「先週(CWコース6F80秒2〜1F10秒8)ジョッキーにまたがってもらい、感触をつかんでもらったので今週は調整程度。体がしっかりして、走りにも重厚感がある。一つ、二つ成長していると感じています」と満足げに切り出した。

 海外初遠征だった前走ドバイシーマクラシック3着後、右前種子骨靱帯(じんたい)に軽度の炎症が判明。夏場は牧場で回復に専念した。「休養、リハビリを経て、ここまで順調に来られました」と伝える。牝馬離れした筋肉量で、春より見た目がどっしりした印象。間隔は空いたが、今までと違った環境での挑戦が彼女の精神面を強化させた。

 デビューからコンビを組む川田は先週19日の東京3Rでゴール入線後に振り落とされて落馬、搬送された病院で頭部の負傷と診断。翌日の騎乗は全てキャンセルしたが幸い、大事には至らなかった。この日、鞍上は栗東トレセンで共同会見に出席。「ご心配をおかけしましたけど、こうして会見に出られるほどですから大丈夫です」と説明した。

 東京は昨秋、イクイノックスに続いたジャパンC2着以来。直線の長いコースは持ち前の末脚を最大限に生かせる。体形や血統背景から2000メートルの距離はベストだろう。川田は「とても楽しみにしている舞台です」と期待を膨らませた。紅一点の怪物が真っ向勝負で5つ目のG1タイトルを狙う。

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