今週の土曜日は、京都競馬場でスワンステークス(GII・芝1400m)が行われます。
12年以降の京都芝1400mで開催された
スワンS(計10レース)を見ると、前走の着順には目立った傾向がありません。前走で5着以内の馬が5勝2着6回3着5回となっていますが、前走で6着以下だった馬も5勝2着4回3着5回とほぼ五分の成績となっています。前走で二桁着順に終わっている馬が一変するケースもありますので、前走の着順に惑わされないことが重要になるかもしれません。
ただ、前走の人気についてはそれなりの傾向があり、前走で5番人気以内だった馬が8勝2着6回3着7回となっていますので、前走で上位人気に支持された馬にはある程度の評価が必要と言えるかもしれません。
そのほかでは前走の距離にも注目点があります。意外にも前走で1600mに使われていた馬が6勝2着5回3着4回と結果を残しています。単勝回収率は110%と優秀な数値ですし、複勝回収率でも92%とまずまずの成績となっています。
データ対象の
スワンSは起伏の激しい京都で行われていますので、1400m以下のスピード競馬よりも1600mで溜めを利かせるような競馬の経験が活きてくるのかもしれません。今年の
スワンSでも前走の距離にも注目しながら予想は組み立てたいところです。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
今秋の京都で行われた重賞では
菊花賞で【注目の穴馬】の
アドマイヤテラが7番人気で3着に好走。さらに
秋華賞では【残った馬】の
チェルヴィニア、
ボンドガール、
ステレンボッシュが上位3頭を独占しています!
今週もケシウマの【残った馬】&【注目の穴馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走1400m以下で10着以下
[0-0-0-25]複勝率0%
アグリ、
サーマルウインド、
ジョウショーホープ、
ダノンスコーピオン、
バースクライ、
マテンロウオリオン(過去の該当馬:17年
セイウンコウセイ3番人気14着)
※特に言及のない限り、データは12年以降の京都芝1400mで開催された
スワンS(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想される
アグリが該当しました。
前走で二桁着順になっている馬でも巻き返すケースのある一戦ですが、その時の距離が
スワンSと同じカテゴリーとなる1400m以下だった馬には好走例がありませんでした。前走で
スワンSと近い距離での大敗は距離への適性や能力に不安を感じますし、大きくリズムを崩している点も気になるところです。
該当馬に挙げた
アグリの前走は芝1200mの
CBC賞(GIII)で17着と大敗。レース後のコメントでは暑さに苦しんでいたようで力負けとは言い切れません。しかし、今年の夏は猛暑でしたし、その影響がまだ尾を引いている可能性もありますので、今回も前回のように力を出し切れないシーンがあるかもしれません。
また、23年の
阪急杯(GIII)を勝利後、国内で出走したレースは全て人気以下となっていますし、勝ち星を挙げることはできていませんので少し人気先行のような印象があります。今回も上位人気が有力で大きなリターンに期待ができないとなれば、他の馬から入ることも一考したいところです。その方が配当的により大きなモノを手に入れられるかもしれません。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。