日本でG1初勝利に燃えるのが
アンドレアシュ・シュタルケだ。
デインドリームとコンビを組んだ11年
凱旋門賞Vなど数え切れない
ビッグタイトルを手にしているドイツの名手。
ただ、日本でのG1勝利がない。昨年、自身10度目の独リーディング獲得で
JRA短期免許取得の条件を満たし、4年半ぶりに来日。ここまで5勝を挙げた。後は
ビッグタイトルを手にするだけ。シュタルケは「凄くレベルの高い日本にまた来ることができて凄くうれしい。自分の技術を見せたいと思っている」と腕をぶす。
天皇賞・秋でコンビを組むのは
キングズパレス。23日に最終追いでコンタクトを取り、好感触を得た。「乗りやすくて追い出してからも凄く良かった。馬はフレッシュで
パワーを感じた。凄く仕上がっているし、この馬とG1に挑めるのがとても楽しみです」と前向きな言葉を並べた。
今秋G1は
スプリンターズS(
エイシンスポッター9着)、
菊花賞(
ビザンチンドリーム5着)に騎乗した。東京では11年
ジャパンCで
凱旋門賞V直後の
デインドリームとのコンビ、1番人気に推されて6着に終わった。あれから13年。今年50歳を迎え、円熟味を増してきた。あの時の悔しさも胸に抱いて、府中のターフに立つ。
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アンドレアシュ・シュタルケ 1974年1月4日生まれ、ドイツ出身の50歳。11年
凱旋門賞をドイツ出身騎手として初めて優勝。日本での初騎乗は97年11月の東京7R(
オンワードアイガー6着)。4年半ぶりの来日となった今年は9月21日から騎乗して53戦5勝。
JRA通算1035戦92勝。重賞4勝。1メートル70、54キロ。
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