10月27日の東京5R・2歳新馬(芝2000メートル、15頭立て)は、母が3冠牝馬
アパパネの良血
アマキヒ(牡2歳、美浦・
国枝栄厩舎、
父ブラックタイド)が、直線の競り合いを制し、デビュー戦を飾った。勝ち時計は2分1秒7(良)。
スタートを決め、そのままハナに立った。道中、マイペースを刻み直線へ入ると後続を引き離す。完勝ムードだったが、外から
ロジャリーマインが最速上がりで猛追。いったんは前に出られたが、馬体を併せてもう一度ギアを上げる驚異の二枚腰で差し返し、勝利をもぎ取った。
土曜京都12Rから騎乗機会5連勝と、まさに無双状態のクリスチャン・デムーロ騎手は「逃げる形になって物見をしてふわふわした感じでしたが、外から馬がきたらしっかり反応してくれた。いい素質を持っています」と高評価した。母も手がけた国枝調教師は「クリスチャン様様だね。ダービーに行きたいよね。(過去4勝している金子真人氏)オーナーの5勝目だから。男馬だし、変わってくると思う。早めに賞金を加算したい」と将来を見据えた。
スポーツ報知