東京11Rの第170回
天皇賞(秋)(3歳以上GI・芝2000m)は2番人気
ドウデュース(
武豊騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分57秒3(良)。1馬身1/4差の2着に9番人気
タスティエーラ、さらに半馬身差の3着に8番人気
ホウオウビスケッツが入った。
ドウデュースは栗東・
友道康夫厩舎の5歳牡馬で、
父ハーツクライ、
母ダストアンドダイヤモンズ(母の
父Vindication)。通算成績は15戦7勝。
レース後のコメント
1着
ドウデュース(
武豊騎手)
「ある程度腹を括って、ラストにかけるレースをしたいと思っていました。
(ペースは)遅かったですが、これしかないと思っていました。何とか届いてほしいという気持ちだったのですが、ものすごい末脚だったので、この馬の本来の末脚が使えたので大丈夫だと思いました。
本当に強いですね。もうすごく強い馬ですが、いつも結果を出せる馬ではなくて、もちろん今まで僕も上手くエスコートできないレースもありました。今日は絶対に結果を出さなければいけないという強い気持ちで乗りました。
今日の勝利は本当に嬉しいですね。
ドウデュースと勝てたことが本当に嬉しいです。
今日はやっとこの馬本来の力を出すことができて、改めて強い馬だなと思いました。多くても残り2戦になると思いますが、またこの馬のパフォーマンスを出して、良いラストシーズンにしたいと思います」
(
友道康夫調教師)
「勝って、改めてこの馬が一番強いのだという気持ちになりました。
武豊騎手とはレースについての話はせず、状態についてだけ伝えました。今年はドバイと
宝塚記念を使いましたが、その時は馬っけやイレ込みがありました。今回は装鞍所からパドックまですごく落ち着いていることは伝えました。
夏を牧場で過ごしてこちらに戻ってきた時は、普段はやんちゃなところがあるのですが、本当に落ち着いていて大人になったのかなと感じました。
レースはこのメンバーにしては流れが遅いかなと思い、後方2頭目の位置で大丈夫かなと思っていました。4コーナーで外に出した時には、なんとか届くのではないかと思って見てました。
この馬は来年から種牡馬になることが決まっているので、まだ勝ったことのない2000mでGIを取れたことはすごく大きなことだと思います。
次は
ジャパンCを目指してやっていきたいと思います。今年は海外から強豪がやってくるようなので、日本代表として頑張りたいと思います。
また応援をよろしくお願いします」
2着
タスティエーラ(
松山弘平騎手)
「馬の雰囲気もスタートも良かったですし、良いリズムで走ってくれました。追い出してからしっかり伸びてくれましたし、あと少しでしたが、勝ち馬の決め手に負けてしまいました。良い馬に乗せて頂きチャンスを頂いたのに結果を出せず悔しいですが、馬は力を示してくれましたし、まだまだやれると思います」
3着
ホウオウビスケッツ(
岩田望来騎手)
「理想通りにゲートを出てくれて、理想の位置で進められました。GIとしてはスローペースで行けましたし、手応えも良く、セーフティーリードをとろうと早目に仕掛けました。ラスト100mで止まってしまいましたが、3着に粘ってくれて力のある馬です。1着馬と2着馬はGI馬ですし、もっと力をつけて倒せるよう、次はリベンジしたいと思います」
4着
ジャスティンパレス(
坂井瑠星騎手)
「調教よりも返し馬の方が感じがよかったです。ゲートで一瞬も出られそうなタイミングがなく、ポジションが後ろになってしまいました。道中は感じが良く、勝負に行きましたが、結果的には下げて外に出していればもう少し際どかったかもしれません」
5着
マテンロウスカイ(
松永幹夫調教師)
「人気よりは上に来ると思っていましたが、掲示板にのって、このメンバー相手に頑張ってくれました。良い競馬でした」
6着
ベラジオオペラ(
横山和生騎手)
「すごく頑張ったと思います。先生やスタッフが言っていた通り、本調子ではないなと思わせる中での返し馬で、スタートはいつも通り決めて、逃げ馬の真後ろにつけて、勝負しにいった結果の6着ですがから、頑張ってくれたと思います。次が無事ならと強く思います」
7着
ソールオリエンス(
横山武史騎手)
「馬は古馬になり成長していると感じます。2000mでもポジションを取れましたし、いい競馬ができました。最後まで脚を使っていますし、メンバーは強かったですが着順ほど負けていないですし、まだまだこれからなのでこれから先が楽しみです」
8着
レーベンスティール(
C.ルメール騎手)
「外枠は厳しかったです。我慢はできましたが、このペースで後ろからでは、勝った馬以外は大変です。精一杯走ってくれました。また
トライしたいです」
13着
リバティアイランド(
川田将雅騎手)
「返し馬の雰囲気も良く4コーナーまで抜群の手応えでこられましたが、これだけ動けなかったのは初めてです」
14着
ダノンベルーガ(C.デムーロ騎手)
「1コーナーで接触する不利はありましたが、道中は折り合いもついて行けました。ただ直線反応がありませんでした。休み明けの分なのか、初めて乗ったのでわかりません」
ラジオNIKKEI