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【アルゼンチン共和国杯】「白毛のアイドル」ハヤヤッコ 史上4頭目の偉業にチャレンジ

  • 2024年10月29日(火) 19時45分
 再び偉業にチャレンジだ。「白毛のアイドル」ハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝栄厩舎)がアルゼンチン共和国杯(3歳上・GII・芝2500m)で重賞3勝目を狙う。

 ハヤヤッコ父キングカメハメハ母マシュマロ、母の父クロフネの血統。祖母は白毛一族の祖として知られるシラユキヒメソダシママコチャはいとこ、メイケイエールはいとこの子どもにあたる。

 ここまで41戦6勝。2歳のデビュー当初は芝を走っていたが、4戦目からダートに切り替え、3歳時のレパードSで重賞初制覇。4歳時にブラジルC、5歳時にスレイプニルSを制するなど、ダート中距離路線で活躍した。そして6歳時に芝に再転向。2年前の函館記念で白毛馬では初となる芝ダート両方でのJRA重賞制覇を達成している。

 その後は勝利に手が届いていないが、大きな衰えはない。昨年末の中日新聞杯では58.5kgのハンデも影響したのか、13番人気の低評価だったが、後方から大外を強襲。勝ったヤマニンサルバムには届かなかったが、3/4馬身差の2着に食い込んだ。そして4走前の金鯱賞でも後方からジワジワ伸びて4着に健闘。昨年の菊花賞を制したドゥレッツァからは僅かに0秒3差の力走だった。その後は2戦連続で2桁着順だったものの、前走のタイランドCが見せ場十分の3着。GIIなら展開一つで上位争いできていい。

 無事これ名馬というべき記録もかかる。JRAの2〜3歳の世代限定重賞勝ち馬が、8歳で平地重賞制覇となれば偉業。86年以降に限ればダンスインザモアフェイムゲームマカヒキに続いて4頭目となる。決して楽な戦いにはならないだろうが、6年5カ月前にデビューを果たした東京での激走を期待したい。

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