日曜は朝からどっぷりと競馬を楽しもう。早朝発走の米G1ブ
リーダーズカップは
JRAで馬券発売が行われる。京都はメイン「第14回
みやこS」に注目。
オメガギネスは今年の
フェブラリーS(14着)で1番人気に推された実力馬だ。ここまで4度の重賞挑戦でG1以外はオール2着。惜敗続きにピリオド、念願のタイトル奪取に燃える。
今度こそ決める!
オメガギネスは前走
シリウスSが4度目の重賞挑戦となった。好スタートから2番手に付ける。絶好の手応えを持って直線へ。いったんは後続を突き放す。だが、ゴール寸前で力尽きて初タイトルを逃した。昨年の
レパードS、今年の
東海Sに続く3度目の重賞銀メダル。吉田健助手は「(前走は)本調子にはもうひとつでした。レースでは先に抜け出した分、直線でフワッとしてしまった。最後はそこで迫られた」と敗因を分析。酷量59キロを背負いながら、初めてのコースで格好は付けた。確かな地力を示した。
舞台は好転する。京都ダート1800メートルは前々走の三宮Sで7馬身差Vの圧勝劇。好パフォーマンスが期待できる。「力は出せる状態。馬場が悪くなっても心配していません」と同助手。精神的にも成長し大人になった。「これまではカリカリしていた部分がありました。夏を越えたあたりから落ち着いてきましたね」。着実に進化を遂げる。
キャリアで唯一、馬券圏外となったのは
フェブラリーS。中3週で挑み14着、1番人気に応えることができなかった。間隔を詰めると反動が出やすいタイプ。今回は
フェブラリーSに次ぐ中4週の
ステップだが状態は問題ない。1週前追い切りで力強い動きを披露。Wコース馬なりで5F67秒6〜1F11秒5をマーク。先行する僚馬を目標に軽快に伸びて併入。吉田健助手は「叩いた今回の方がいい」と前向きに語る。火曜は坂路を軽く流した。
4歳の秋を迎え、機は熟した。もう2着は要らない。勝てば
チャンピオンズCの優先出走権も手に入る。G1再チャレンジへ向けて、まずは確実に勲章を手に入れる。
《大型馬3年連続V》大型馬に目を向けよう。過去10年(18年は開催なし)の勝ち馬を見ると、前走馬体重が最も少なかったのが14年
インカンテーションの482キロ。ここ3年は馬体重500キロ以上の馬が勝っている。
オメガギネスは馬体重の変動がないタイプ。過去に4キロ以上の馬体重の増減がない。前走
シリウスSは496キロ。輸送で極端に減ることもなさそう。きっちり馬体をキープして、重賞初Vへ突き進む。
スポニチ