「京王杯2歳S・G2」(11月2日、東京)
“未勝利のオープン馬”
クラスペディアが重賞タイトル初奪取を狙う。デビュー戦2着から果敢に挑んだ前走の
小倉2歳Sでは、4番手をじっくり進むと、上がり最速の脚で猛追し、0秒1差の2着。逃げた初戦とは異なるレースぶりに河嶋師は「よく頑張ってくれていい内容。この感じなら距離が延びても問題ないのかな」と、確かな手応えをつかんでいた。
中間は放牧を挟んでリフレッシュ。「疲れもしっかり取れています。体もボリュームアップしている」と指揮官は成長ぶりに納得の表情だ。1週前は小崎を背に栗東坂路で併せ馬を行い、4F51秒6-37秒5-12秒0の好時計を計時した。「コントロールは利いているし、追い切った後も落ち着いています。初戦も逃げたけど、折り合いはついていましたしね」と指揮官。態勢は万全だ。
今年開業した自身の重賞初制覇も懸かるが、「あまり意識せず、この子を勝たせることを考えています」と力強く口にする。同レースには2戦連続敗れている
エイシンワンドも出走。念願の先頭ゴールへ。試金石の一戦で力を証明してみせる。
提供:デイリースポーツ