昨年の
ホープフルS覇者の
レガレイラ(牝3、美浦・
木村哲也厩舎)が、ただ1頭の3歳馬として
エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)に参戦する。そこで
エリザベス女王杯が古馬に開放された96年以降の3歳馬の成績をチェックしたい。
まずは通算成績を紹介しよう。133頭で[9-9-6-109]の勝率7%、複勝率18%。回収率は単勝が51%、複勝が56%となっている。ちなみに4歳馬は[13-10-14-116]の勝率9%、複勝率24%だから、3歳馬の分の悪さが目立つ。
では、GI馬に限定するとどうか。32頭で[3-3-3-23]の勝率9%、複勝率28%だから、アベレージは幾らかアップ。しかし、人気馬が多い分、回収率は単勝が21%、複勝が37%と大幅にダウンする。実はGI勝ちの実績がある3歳馬の制覇は13年の
メイショウマンボが最後。その後は14年の
ヌーヴォレコルトの2着が最高着順で、17年の
ディアドラ(12着)、19年の
クロノジェネシス(5着)など、後の名牝が続々と馬券圏外に沈んでいる。これは
レガレイラにとっては気になるデータだ。
昨年の
ホープフルSでは史上初の牝馬による牡牝混合2歳GI制覇を成し遂げた
レガレイラ。3歳馬が勝てば昨年の
ブレイディヴェーグに続いて2年連続となる。逆風データを覆すかそれとも、運命の一戦は今週末に迫っている。