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【米・BCターフ】一昨年の覇者レベルスロマンス アップルビー師は「デイラミのよう」

  • 2024年10月31日(木) 12時08分
 現地時間11月2日(土)にアメリカ・デルマー競馬場で行われるブリーダーズカップターフ(3歳上・米G1・芝2400m)。G1・6勝のレベルスロマンス(Rebel's Romance、セ6、英・C.アップルビー厩舎)を管理するチャーリー・アップルビー調教師が本番へ手応えを語った。

 同馬は父Dubawi母Minidress、母父Street Cryという血統で、マンハッタンステークスなどG1・2勝のメジャードタイムは半弟にあたる。2022年にキーンランドで行われたBCターフを制覇。その後も9戦して3カ国で計5勝を挙げるなど海外G1・6勝をマークしている。今年のドバイシーマクラシックでは、三冠牝馬リバティアイランドやダービー馬シャフリヤールなど日本のトップホースを相手に2馬身差で完勝。今年も2年前同様、ドイツのオイロパ賞を勝ってのローテで臨む。

レベルスロマンスはこのレースに向けて常に良い状態に仕上がっており、ドイツでの勝利にも非常に満足しています」とアップルビー師。「オイロパ賞からのローテで2年前も勝っていますし、ここまで全ての条件をクリアしてきたと言えます。また、輸送も問題なく、見た目も良好です。経験豊富な馬ですから、これ以上言うことはないです」と言い切った。

 続けて、現在人気を集めている点についても過去の名馬と重ねて言及する。

「経験と実績がある馬なので、期待の大きい若馬よりも安心してみていられます。レベルスロマンスは99年にBCターフを制したデイラミのようにゴドルフィンを代表する馬になりつつあります。国際舞台で十分力を証明してきているので、ここで失うものはありません。もし負けても、これまでの実績は廃れませんし、勝てば我々にとって素晴らしい日になるでしょう。それだけの力がある馬ですし、1番人気は当然です」

 今後の予定についてアップルビー師は「香港ヴァーズに行く可能性はありますが、結果次第です。良い勝ち方をすれば可能性があると思います。良い内容で走り、余裕があれば選択肢として考えます。ローテーションはレース毎に判断します。勝てれば嬉しいですが、惜敗しても余裕があれば香港に行くかもしれません」と青写真を描く。「一年を通して良いパフォーマンスをみせてくれており、ブリーダーズカップにも素晴らしい状態でこられました。どんな時でも力を発揮してくれるので、今回もよいパフォーマンスを披露してくれると信じています」と期待を寄せた。

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