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JBCへ準備整ったキャリックアリード

スポニチ
  • 2024年11月01日(金) 05時00分
 【地方からの風】ダート競馬の祭典「JBC競走」が4日、開催。今年は佐賀(JBC2歳優駿は門別)で行われるため、南関東は少数精鋭。中でも勝ち負けに期待できるのはレディスクラシックに出走する大井のキャリックアリード(牝5=藤田)だ。

 JRA在籍時は【4・0・2・0】。底を見せないまま南関へ移籍すると、牝馬ダートグレード戦線で好走。藤田師も「今までJBCに出走した馬の中でも一番勝利に近いと思う。相手関係はよく分かっているし、一発狙いたい」と力を込める。

 9月5日の前走、名古屋・秋桜賞を7馬身差で制し、移籍後初白星。世代別牝馬重賞シリーズ「グランダムジャパン」春秋制覇へ向けて足場を固めるとともに、多くの収穫を得た。

 まずは調整面。輸送減りを考慮して余裕を持たせた状態だったが、馬体重は前走からマイナス6キロ。想定以上だった。「名古屋くらいまで距離があるとカイバ食いが落ちるみたい。それもあって、レディスプレリュード(10月1日)は使わなかった」と師。じっくり間隔を取って佐賀へのさらなる長距離輸送に備えた。

 戦法の幅も広がった。得意の差しを封印して、4コーナーで先頭に立つ早めの競馬。直線が200メートルしかない佐賀での戦いを見据えた。藤田師は「御神本騎手が本番を想定して競馬をしてくれた」と評価した。17年ララベル以来となるレディスクラシック地方馬Vへ。準備は整った。

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