◆ブ
リーダーズカップ・ジュ
ベナイルフィリーズ・G1(現地時間11月1日、米国
デルマー競馬場・ダート1700メートル)
1日、2日の2日間にわたる米国競馬の祭典が行われ、米国の2歳女王決定戦とされるダート中距離戦には、日本勢の
アメリカンビキニ(牝2歳、栗東・
斉藤崇史厩舎、父
アメリカンファラオ)と
オトメナシャチョウ(牝2歳、栗東・
森秀行厩舎、父スパイツタウン)が日本勢として初めて参戦したが、2頭とも米国競馬のスピードに太刀打ちできなかった。勝ったのはマヌエル・フランコ騎手とコンビを組んだ
イマーシブ(牝2歳、B・コックス厩舎、父
ナイキスト)で、勝ち時計は1分44秒36。
アメリカンビキニはライアン・ムーア騎手とのコンビで好位に付けたが、最終コーナー手前から手応えがなくなり9頭立ての最下位に終わった。デビュー2戦目の未勝利をダート1000メートルの2歳レコードとなる57秒2で快勝。9月の1勝クラス・
ヤマボウシ賞はダート1400メートルの2歳レコードタイで制したが、ダートの本場では不完全燃焼に終わった。
一方の
オトメナシャチョウは2004年にBCス
プリントを制したスパイツタウンの息子で9月にデビュー3戦目で初勝利を挙げたばかり。
川田将雅騎手のコンビで臨んだが、スタートからラ
イバルのスピードについていけず後方から追走。重賞初挑戦がいきなりの米国G1では荷が重く7着に終わった。
2日間で14ものG1競走が開催されるブ
リーダーズカップで日本馬が勝利を挙げたのは、2021年フィリー&メアターフの
ラヴズオンリーユーが最初で、その後のディスタフに出走した
マルシュロレーヌも同日に勝利を飾っている。
スポーツ報知