過去10年の傾向から5項目、各20点満点のポイント制で勝ち馬をあぶり出す「G1データ王」。混戦ムード漂う「第49回
エリザベス女王杯」を精査した結果、本命が決まった。22年に12番人気2着同着で高配を提供した
ライラックだ。
【馬齢】
4歳が【7・4・5・44】と圧倒的な成績。3歳が【2・3・3・26】で続く。21年
ステラリア(7番人気)、22年
ライラック(12番人気)と2年連続で伏兵が2着に食い込んだ。5歳【1・3・1・56】は一見、厳しいが馬券圏内に来た5頭はいずれも前年も出走。リピーターならば5歳までOKだ。4歳が20点、3歳が15点、昨年出走している5歳が10点、それ以外は5点とした。
【
ステップ】
馬券に絡んだ30頭中、29頭が前走G1かG2(1頭のみG3)で、条件戦&オープン特別組は厳しい傾向にある。内訳は
府中牝馬S組が最多の延べ12頭。3勝の
オールカマー組も侮れない。
府中牝馬S組が20点、
オールカマー組が15点、それ以外の重賞組が10点、条件戦&オープン特別組は5点とした。
【前走着順】
前走1着の【2・2・2・35】に対して前走2着が【3・3・1・17】、前走3着が【3・1・4・18】と、よく馬券に絡んでいる。成績が一番いい前走2着が20点、前走3着が15点、前走1着が10点、それ以外は5点とした。
【前走体重】
前走の体重別でチェックすると460〜479キロが最多5勝で20点。440〜459キロが1勝で2着4回と3着5回を評価して15点、3勝の500キロ以上を10点、それ以外は5点とした。
【血統】
ディープインパクト産駒は【2・1・5・31】で、産駒数が減少した近年は孫世代が活躍。21年は
キズナ産駒
アカイイト&
ステラリアがワンツーで波乱を演出した。22年は母の
父ディープインパクトの
ジェラルディーナが勝利。
ディープインパクト産駒は20点!【2・1・0・3】の
オルフェーヴル産駒が15点、【1・2・1・9】の
ハーツクライ産駒と【1・1・0・3】の
キズナ産駒が10点、それ以外は5点とした。
【結論】
辛めの採点となったが、はっきり答えが出た。
府中牝馬S13着の
オルフェーヴル産駒
ライラックが本命だ。振り返れば22年は
秋華賞10着から、このレースが2着。一変シーンがあっていい。(データ班)
スポニチ