第60回
福島記念・G3は11月10日、福島競馬場の芝2000メートルで行われる。
ドクタードリトル(牡4歳、栗東・
今野貞一厩舎、父
デクラレーションオブウォー)の2走前は直線半ばで進路が開けると楽に突き抜け、後続に3馬身差をつけてオープン入り。3歳の
アーリントンC以来の重賞挑戦となった前走の
京都大賞典では、ロスなく立ち回った上位勢に対し、同馬は4コーナーでかなり外を回っており、6着でも内容は上々だった。
この中間はさらに上昇を感じさせる動きを見せている。10月30日の栗東・坂路で50秒8。自己記録を1秒2も短縮した。力をつけた4歳馬に初タイトルのチャンスは十分にありそうだ。
シリウスコルト(牡3歳、美浦・
宗像義忠厩舎、父
マクフィ)は福島で行われた
ラジオNIKKEI賞の2着馬。古馬との初対戦だった
小倉記念(中京)は9着に敗れたが、実績のあるコースに替われば巻き返しがあっていい。転厩2戦目でオープン初勝利を飾った
フライライクバード(セン7歳、栗東・
福永祐一厩舎、
父スクリーンヒーロー)、昨年の2着馬
ダンディズム(セン8歳、栗東・
野中賢二厩舎、
父マンハッタンカフェ)といったベテラン勢も侮れない。
スポーツ報知