「
エリザベス女王杯・G1」(10日、京都)
メンバー唯一の3歳馬
レガレイラが淀に乗り込む。内回り戦の
秋華賞を見送り、外回り適性を見込んでの参戦。昨年の
ホープフルS以来のG1・2勝目に向けて、覚悟のローテを組んできた。
今年に入ってから出脚がつかず、流れに乗れないレースが続く。牡馬クラシックに挑戦した春は
皐月賞6着、ダービー5着に終わった。始動戦のローズSも最後方からの追走。最後は上がり3F33秒1の末脚で追い上げたものの5着に終わり、太田助手は「前半のロスを取り戻せないまま終わってしまった」と唇をかむ。それでも「2、3歩目の進みは春よりも良くなっているように見えた。この馬なりにゲートは進歩している」と課題は徐々に解消しつつある。
状態も上向きだ。同助手は「牧場からいい状態で戻ってきて、1本目から踏み込んだ調教ができている。今週は長めからじっくり。(雨で)馬場が良くない中、最後まで余裕を持ってフィニッシュしていたし、止めるまでエネルギーがあった。前走よりいい状態で出走できそう」と、秋2戦目での前進を見込む。
舞台は外回りの芝2200メートル戦。「この馬の場合、いかにいい形で1コーナーに入っていけるかがポイント。ジョッキーも前走より(ポジションを)取りに行くと思うし、こちらも策を講じて臨みたい」。昨年Vの
ブレイディヴェーグと同じルメールの手綱で、古馬を撃破し、本来の力を証明してみせる。
提供:デイリースポーツ