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デイリー杯2歳S・G2」(9日、京都)
2戦目で抜群のパフォーマンスを見せて一変。粗削りながら高い素質をのぞかせている
ドラゴンブーストが伝統の2歳重賞に挑む。
初戦はスタートで後手に回り後方から。先行勢有利にレースが進んだことで、上がり3Fメンバー2位の脚で追い上げるも7着に終わった。「ゲートなどの課題を克服するために、トレセンでいろいろ工夫をしました」と藤野師は明かす。
すると、2戦目ですぐさま成果を出してみせた。好位から楽に抜け出し、余力を残して初勝利を飾った。「スポンとゲートを出て、いい位置を取ることができました。一変しましたね。今は心配ないですし、ああいう競馬ができたら崩れないようになる」と確かな成長を感じている。
レース後もじっくり乗り込み、入念な調整を進めてきた。「まだまだ幼さはありますが、馬はどんどん成長してくれています。毛ヅヤもいいですね」とうなずく指揮官。今年3月に開業した厩舎の重賞初制覇も懸かる一戦になる。「まずはこの馬の力が出せるように仕上げていきたい。前走と同じ京都ですし、ここでどこまでやれるかな」と闘志を燃やす。キャリア3戦目でタイトルをつかみ、さらなる飛躍に弾みをつける。
提供:デイリースポーツ