◆第49回
エリザベス女王杯・G1(11月10日、京都競馬場・芝2200メートル)=5日、栗東トレセン
第49回
エリザベス女王杯・G1の「考察」データ編は、出走馬の馬体重に注目。狙いはメンバー中、前走時の馬体重が最も重い大型馬の
ホールネスだ。
考察「データ編」では、古馬牝馬の競走体系改善に伴って3歳牝馬が出走できるようになった1996年までさかのぼって検証する。
注目したのは馬体重だ。これまで500キロ以上で女王に輝いた馬は過去に延べ4頭(21年
アカイイト、20、19年
ラッキーライラック、06年
フサイチパンドラ)。近代競馬はサラブレッドの大型化が進んでいて牝馬も例外ではないが、
エリザベス女王杯に関しては延べ34頭とそれほど多くない。勝率に換算すると11・8%で、420〜459キロは勝率3・1%、460〜499キロは勝率7・9%。馬体重別では大型馬に狙いが立つのは明らかだ。
今年のメンバーで前走時の最重量は
ホールネス(536キロ)。ここ2戦とも格上挑戦だったが、
マーメイドSが0秒4差3着。前走の新潟牝馬S・リステッドは完勝と言える内容で、キャリア6戦で4勝、2、3着が1回の複勝率10割。オープン入りを決めたばかりとはいえ、まだ全く底を見せていない魅力もある。
勝てば96年以降で20年の
ラッキーライラック(522キロ)を更新する最重量Vの可能性も十分。今年はグラマラスな外国産馬にもマークが必要だ。(西山 智昭)
スポーツ報知