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デイリー杯2歳S・G2」(9日、京都)
秋晴れの淀で行われた2歳出世レースで、新たなスター候補が誕生した。1番人気の
ランフォーヴァウがメンバー最速の上がり3F33秒7の末脚を繰り出し、先頭でフィニッシュ。連勝で初タイトルをゲットした。
好発を決め、インの好位4番手へ。じっくりコンタクトを取りながら脚をため、最後の直線で爆発させた。3RでJRA年間勝利数100勝を達成し、勢いに乗っていた坂井は「ここ2戦はゲートをあまりうまく出られていなかったので、そこだけ気を付けて。折り合いもすごく良かったし、直線も抜け出す時の脚は速かったです。完勝でしたね」とすがすがしい笑顔を見せた。
当初予定していた
赤松賞(17日・東京)から1週前倒しでの出走。重賞2勝目を飾った福永師は「ジョッキーが完璧にエスコートしてくれたね。1週間早くなったけど、馬もよく対応してくれて力を発揮してくれた」と愛馬をたたえ、「勝てて本当に良かった。セリ(千葉サラブレッドセール)で見た時から馬が軽そうだった」と自らの目利きで選んだ馬の好走に胸をなで下ろした。
今後は暮れの大舞台を意識することになるが、「まだまだ幼いところを残している中で重賞を勝てましたし、今後の成長に期待したい」と坂井。大きな一歩を踏み出した若駒の今後から目が離せない。
提供:デイリースポーツ