「
エリザベス女王杯・G1」(10日、京都)
3番人気の
スタニングローズが01年
トゥザヴィクトリーが刻んだレースレコードを0秒1上回る、2分11秒1の好タイムで快勝。22年
秋華賞以来の復活星を挙げ、2つ目のG1タイトルを手にした。鞍上のC・デムーロは22年の
エリザベス女王杯(
ジェラルディーナ)以来となるJRA・G1・5勝目を飾った。2着は12番人気の
ラヴェル、3着には2番人気の
ホールネスが続き、断然の1番人気に支持された
レガレイラは5着に終わった。
単勝1・9倍と断然の1番人気に支持された
レガレイラは、課題のスタートを決め、道中は8番手の中団で末脚を温存した。4コーナーでは内から馬群をさばくように進出し、直線で
シンティレーションと
ハーパーの間を割ろうとしたが、進路が狭くなって接触。立て直して前を追ったが、5着と伸び切れなかった。
ルメールは「好きなポジションを取れなかった。スタンド前でクリスチャン(C・デムーロ)の後ろにいれば良かったけど…。(最後も)ぶつけられてスムーズなレースができなかった。アンラッキー」と消化不良の一戦を振り返った。
唯一の3歳馬だったが、古馬勢の壁を打ち破れず、昨年の
ホープフルS以来の勝利はお預けに。「絶対にG1レベルの馬です。でも、いい騎乗ができなかった。ごめんなさい」。昨年の
ブレイディヴェーグに続く連覇を果たせなかった鞍上は、そう悔やんで自らのミスを責めた。
提供:デイリースポーツ