C.ルメール騎手が
レッドキングリー(牡2、美浦・
木村哲也厩舎)で、
東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳・GII・芝1800m)の3年ぶり2勝目を狙う。
2〜3歳限定の主要レースでは総じて好成績の
ルメール騎手だが、東京スポーツ杯2歳Sは意外に苦戦が目立つ。初騎乗だった08年の
バックハウス(11着)から20年の
ドゥラヴェルデ(6着)まで6連敗。16年には1番人気の
ムーヴザワールドで3着、18年には2番人気の
ヴェロックスで4着と、何度も悔しい思いをした。初制覇は21年の
イクイノックス。後のGI・6勝馬で遂に鬼門突破を果たしたのだった。ただ、その後は22年の
ロッククリークが9着、昨年の
フォルラニーニが8着と、掲示板外が続いている。
今年のパートナーは
レッドキングリーだ。10月東京の新馬(芝2000m)は超スローペースだったとはいえ、4馬身差の大楽勝だった。気性的な若さはあるものの、相当なポテンシャルを秘めていることは間違いなし。
ルメール騎手は初騎乗となるが、特に心配いらないだろう。
ここで重賞初制覇に導き、同じく木村厩舎所属だった
イクイノックスと同じ道を歩ませることができるか。名手の手綱捌きから目が離せない。