3歳牝馬限定の「第35回
ロジータ記念」が13日、
川崎競馬場で行われた。8番人気の
ローリエフレイバーが直線競り勝ち優勝、2つ目の重賞タイトルを手にした。同馬には「第18回
東京シンデレラマイル」(S3、12月30日、大井)への優先出走権が与えられた。
スタートダッシュを決めると内からハナを奪った
ミスカッレーラを見るように2番手を追走。さすがの長距離、ペースはスローで落ち着いたままだったが、きっちり折り合ってみせた。
4コーナーで外から
ポルラノーチェが勢いよく捲ってきたが、それに併せて
ゴーサイン。直線残り50メートルでカッレーラをかわすと2頭の一騎打ち。右ステッキの連打で振り切るとゴールでは野畑の右手が挙がった。
「馬のリズムで
リラックスして走れたのが大きかった。最後も併せ馬で勝負根性を見せてくれた」と満面の笑みでレースを振り返った野畑。
「落ち着きが出て馬も成長してきた」と愛馬の活躍を見守った月岡師は「次走は権利を取った年末のレースへ行きたい。今度は古馬との対戦となるが距離短縮で頑張ってもらいたい」と、さらなる飛躍へ視線を向けた。
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ローリエフレイバー 父マジェスティックウォリアー
母マヒナズヒル(母の
父ネオユニヴァース) 牝3歳 大井・
月岡健二厩舎 馬主・尾田信夫氏 生産者・北海道浦河町の丸幸小林牧場 戦績11戦5勝 総獲得賞金6193万円。
スポニチ