“充実の5歳秋”というフレーズがピタッと当てはまる。いや、それ以上かもしれない。前走の
天皇賞・秋で4度目の
ビッグタイトルをつかんだ
ドウデュースはCWコース3頭併せ。4角まで後方を追走し、直線は内に入った。鞍上の
武豊は持ったまま。ラスト1F手前から
サインを送ると、はじけるように伸びていく。時計は6F80秒9、ラスト1F10秒9を刻み、
サトノグランツ(4歳オープン)に1馬身半差で最先着。引き揚げてきた
武豊は「ほんと凄い、この馬は…。つかまっているだけで、この時計。スピード違反です」と笑いを交えながら話すほどの好感触。これが出来の良さを物語っている。
今年は海外から大物が来日する。その1頭がG1・6勝の
ディープインパクト産駒オーギュストロダン。この対戦は大きな話題となる。「盛り上がるでしょうね。一緒に走るのが楽しみです」と
武豊。自身は
ハーツクライ産駒がパートナーで、ラ
イバルが
ディープインパクト産駒。これも不思議な縁だ。いろんなドラマが詰まっている今年の
ジャパンCは後世に語り継がれる大一番となる。
スポニチ