【ムーアに聞く】
――チャリンの印象は?
「既に完成されていて、今がキャリアの絶頂期。落ち着いてレースに臨めるし、メンタル面でも優れている。コントロールがしやすい」
――G1・3勝は全て直線競馬。右回りの京都でコーナリングは?
「右回りは欧州でもサンダウンや
グッドウッドなどで経験がある。特にロンシャンは坂を下りながら直線に入っていく。直線の距離など京都に近い競馬場なのでコースは問題ないと思う。(追い切りでは)コーナリングを含め、いい走りでスムーズだった」
――日本の馬場への対応は?
「走り方が力強く、プレッシャーに強い。そういう点で京都の適性はあると考えている。速い馬場は経験しているので問題ない」
――外国馬初の
マイルCS制覇が懸かる。
「
マイルCSは何度か騎乗(11回騎乗して15年
モーリスでV)しており、勝つことが難しいレースなのは知っている。(外国馬が)長距離輸送をこなすのは大変なことだけどチャリンは馬格があって、かつ速く走ることができる。勝てるだけの力はあると思う」
――注目している日本馬は?
「昨年
マイルCSの1、2着馬である
ナミュール、
ソウルラッシュ。あとは休み明けの前走の内容が良かった
ブレイディヴェーグにも注目している」
――チャリンはこれが引退レース。
「大きな成功を収めたシーズンに日本の
マイルCSに挑戦できるのは素晴らしいこと。このような馬と共にレースに臨めることが、とてもうれしい」
スポニチ