高知競馬でレース中の落下事故で下半身不随となった
妹尾将充騎手が14日、自身のSNSを通じ、引退を決意したことを報告した。
妹尾は2019年にNAR(
地方競馬全国協会)調教師・騎手試験に合格。22年3月、レース中に落馬し、脊髄損傷し車いすでの生活を余儀なくされた。その後はリハビリに励み、レース復帰を目指していた。
この日、「皆様にご報告です。この度、騎手を引退することになりました」と発表。「レース復帰の目処も今のところ立たず、いつも応援のエールをくださるファンの皆様の期待に添えられずこのような形になり申し訳ないと思っております」とした。
「6年間の現役生活の半分が療養期間でこんなことになるとは想像もしてませんでしたが、夢だったこの職に就き、馬乗りを仕事にできて本当に良かったです」と振り返り、「悔しいことや虚しいことの方が多く、順風満帆とは行かなかったですが馬はこれからも大好きです。これまで応援してくださった全国のファンの皆様、関係者の方々、先輩方、後輩達、本当にお世話になりました。高知に来て始めの頃や怪我した当初は不安なことも多かったですがたくさんの方達に恵まれ自分は幸せものです」と感謝。「これから始まる新たな人生も頑張って行きます。よろしくお願いします!」と前向きに記した。
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