今週の日曜日は、京都競馬場で
マイルチャンピオンシップ(GI)が行われます。
過去10年の
マイルCSでは、5番人気以内の馬が8勝2着9回3着5回と良績を残しています。単勝回収率112%、複勝回収率は94%となっていますので、まずは上位人気馬の取捨選択から入った方が良さそうです。
今年の
マイルCSで上位人気が予想されるのは
ブレイディヴェーグ、
ソウルラッシュ、
ナミュール、チャリン、
ジュンブロッサムなどマイルのGIで実績を残す馬や前哨戦を制し勢いのある馬に支持が集まりそうです。
一方、過去10年の
マイルCSで6番人気以下は2勝2着1回3着5回と8頭が馬券に絡んでいます。この8頭は全て前走で5番人気以内の支持を集めていました。人気を集められるのは近況や実績などに優れた点がある証拠と言えますので、そのような馬であれば人気薄でも上位争いに絡む可能性が残ると言えるかもしれません。穴馬については前走での人気をチェックし評価は決めたいところです。
はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆得意の舞台で悲願のGI制覇へ
今週の
マイルCSでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
ソウルラッシュでした。
週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。
ソウルラッシュは今回の舞台となる京都芝1600mでは今年の
マイラーズC(GII)を制し、昨年の
マイルCSでも2着に好走など3戦1勝2着1回3着1回と複勝率100%を誇るコースです。高いレベルでも安定した走りを見せていますし、コース適性の高さに疑う余地はなさそうです。
今年の
安田記念では3着。22年は13着、23年は9着と結果を残せていなかった
安田記念で好走したのは、成長の証と言えるかもしれません。今年で6歳になりましたが、まだまだ上昇の余地を残しているのではないでしょうか。
前走の富士S(GII)は2着に好走。勝利こそなりませんでしたが、休み明けだったことを思えば十分な内容だったと言えるのではないでしょうか。今回は休み明けを叩かれて状態面も上積みが見込めます。実際、今週の追い切りでは坂路で単走軽めながら力強い走りを見せていましたし、1週前追い切りではウッドの併せ馬で大きく先着し状態の良さが感じられる動き。大一番へ万全の状態に仕上がった印象を受けます。
ソウルラッシュはマイルの重賞で3勝していますが、GIでは勝利を挙げられていません。しかし、今回は実績十分の舞台ですし、地力も強化された今ならばチャンスはありそうです。国内外の強敵が相手となりますが、悲願の
ビッグタイトル獲得に期待したいところです。