JRAは15日、25年度事業計画(案)、収支予算(案)、競馬番組、阪神競馬場の
リニューアルに関する記者説明を行った。騎手におけるスマホ不適切使用の対策として、携帯番号届け出や所持数など使用状況の把握、調整ルーム入室時の手荷物検査などを検討していることを明らかにした。
競馬番組について、古馬の芝中距離G1の褒賞金交付基準が変更。(1)同一年に
大阪杯、天皇賞(春)、
宝塚記念の全てを優勝した馬、(2)同一年に
天皇賞(秋)、
ジャパンC、
有馬記念の全てを優勝した馬に対して、内国産馬2億円(外国産馬1億円)が交付されていたが、内国産馬3億円(外国産馬1億5千万円)に増額。また、前記6競走のうち3勝した馬に内国産馬2億円(外国産馬1億円)の褒賞金が交付される。ただ、この2つは同時に対象とはならない。さらにG1競走の1着賞金も増額され、
大阪杯、天皇賞の春&秋、
宝塚記念が3億円に、
中山グランドJと
中山大障害が7千万円になった。
夏季競馬までの編成としていた3歳未勝利競走を日割の変更や出走状況から、9月15日(第4回中山競馬第5日、第4回阪神競馬第5日)まで編成し、26年以降は今回を踏まえて検討される。
開催を休止してスタンドリフレッシュ工事を行っている阪神競馬場は来年2月15日プレオープン、3月1日に
リニューアルオープン。外観に大きな変更点はないが、各種指定席の新設、グルメエリアの充実に、お子様向け遊具施設「あそび馬!」(ボーネルンド監修)などファミリーエリアを拡充し、快適に楽しめる施設への生まれ変わりを図る。
提供:デイリースポーツ