「東スポ杯2歳S・G2」(16日、東京)
古くから出世レースと呼ばれ、過去10年だけでも勝ち馬に17年
ワグネリアン、19年
コントレイル、21年
イクイノックスが名を連ねる登竜門。今年も将来を有望視されている素質馬同士の戦いとなった。
クラシックに向けて注目のレースを制したのは、前走から24キロ増で臨んだ1番人気の
クロワデュノール。ほかの馬が行きたがるそぶりを見せるなど若さを露呈したなかで、道中は好位でレースを進めながらもしっかりと折り合う。4角を楽な手応えで回りつつも、直線半ばで追いだしてからは、なかなかエンジンが掛からない場面も。ただ、最後はしっかりと上がり3F33秒3の末脚を繰り出し、逃げた
サトノシャイニングをゴール前でかわして無傷2連勝で重賞初Vを達成した。
騎乗した北村友は「体重が増えていたこともあり、少しハミに頼っていた感じだった。ここに出走するまでに、まだ100点満点ではないと思っていましたけど、そのなかでしっかりと強い競馬で勝ち切ってくれたので、この馬のポテンシャルを感じたし、一生懸命に走ってくれた馬に感謝したいです」とパートナーをたたえた。2着は3番人気
サトノシャイニング、3着は2番人気
レッドキングリーが入った。勝ち時計は1分46秒8(良)。
提供:デイリースポーツ