◇鈴木康弘氏「達眼」馬体診断
ドウデュースが晩秋の深い輝きを放つなら、
チェルヴィニアは初夏のまぶしい光沢にあふれています。一戦ごとに成長曲線を描く3歳牝馬。
オークス時は美しい半面、鍛える余地を感じさせる馬体でしたが、
秋華賞では臀部(でんぶ)の筋肉が厚みを増していた。今回は顔つきがりりしくなりました。目力も強くなった。
牡馬のプレッシャーをはね返せるとまでは言えませんが、萎縮せずに戦える精神力を身につけたのかもしれない。脚長で飛節の角度が浅め。背から腰、尻にかけてのつくりに余裕がある。典型的なステイヤー体形。距離適性では
ドウデュースを上回ります。
スポニチ