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【ジャパンC】ディープ産駒最終世代オーギュストロダン 父の母国で有終Vだ ムーア「通用する自信ある」

デイリースポーツ
  • 2024年11月19日(火) 06時00分
 「ジャパンC・G1」(24日、東京)

 18連勝中の日本勢か、強力布陣の海外勢か-。例年以上に対決ムードが漂うなか、迎え撃つ日本馬の大将格は天皇賞・秋で復活Vを飾り、今年限りで引退するドウデュース。海外勢の筆頭は、英愛の両ダービーなどG1・6勝をマークする愛国馬オーギュストロダンだ。ドウデュースに騎乗する武豊騎手(55)=栗東・フリー=は、オーギュストロダン父ディープインパクトの主戦という因縁の2頭。世界も注目する一戦から目が離せない。

 日本でのラストランは生まれる前から決まっていたのかもしれない。期待通りの走りでG1・6勝を挙げたアイルランド生まれのディープインパクト産駒オーギュストロダン。父の母国で、最高のフィナーレを飾る準備は着々と進んでいる。

 約27時間半のフライトを経て、14日夜に東京競馬場へ到着。調整は至極順調。17日には帯同馬のヒプノーシスとともに軽く体を動かした。キーティング助手は「馬はいい状態にあるので、とても満足しています。レース当日は馬場が速いことを期待しているので、これ以上、雨が降らないでほしいですね」と決戦を楽しみにしている。

 「彼の来日をとても楽しみにしていた」。そう話すのは、主戦を務めるムーア。言わずと知れた名手で、ジャパンCは13年ジェンティルドンナ、22年ヴェラアズールで2勝。今年は83年スタネーラ以来、41年ぶりとなる愛国所属馬Vを託された。

 “カク外”での参戦に「日本に来るのはアウェーだし、特に2400メートルは地元馬が強い。大きなチャレンジになる」と容易ではないことを強調するが、今回のパートナーはひと味違う。「これまでジャパンCを勝っている馬たちにフォームが似ている。ヨーロッパでもアメリカでもG1で結果を残しているし、非常に能力のある馬。この馬が今まで出してきた結果からも通用する自信はある」。『アイスマン』の異名を持つ名手をも高揚させる期待感。父が幾度も放った“衝撃”を期待したくなる。

提供:デイリースポーツ

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