◆第44回
ジャパンカップ・G1(11月24日、東京競馬場・芝2400メートル)
東京競馬場が改修された03年以降21回の
ジャパンCで、前走
天皇賞・秋の馬が11勝と最多。2位が
京都大賞典の4勝なので、やはりG1を使ってきた馬は強いということだろう。
今年の秋の盾を制した
ドウデュースのラスト3ハロンは32秒5。レース史上最速の上がりも衝撃だっったが、レースのラスト5ハロンのラップを見てみると面白いことが分かる。
記録された11秒9―11秒8―11秒1―11秒1―11秒5の計57秒4は、
アーモンドアイが勝った20年の12秒0―11秒7―10秒9―11秒1―11秒6の計57秒3と酷似。前半はそれぞれ59秒9、60秒5とどちらも後半が速い後傾ラップで、加減速のタイミングも一緒。かなり質の近いレースだったと分析できるのだ。
勝ちタイムは今年の方がコンマ5秒速いため、同じレースに出ていれば
ドウデュースは最強牝馬を差し切っていたことになる。
アーモンドアイは続く
ジャパンCで3冠馬3頭対決を圧勝。ならば、今回も連勝の期待は高まるばかりだ。
4着だった
ジャスティンパレスにも注目したい。直線では前が塞がる場面があり、2度大きな進路変更を余儀なくされた。それで上がり2位タイの33秒0なのだから、スムーズだったなら…。距離延長はプラスで、上位に食い込む可能性は十分にある。(角田 晨)
スポーツ報知