11月20日(水)、
浦和競馬場(雨・稍重)で行われた第45回
浦和記念(JpnII、ダート2000m・出走11頭)は、道中3番手を進んだ
JRAの
アウトレンジが2周目の3コーナーでスパート、4コーナー手前で先頭に立つと一気に後続との差を広げ、最後は独走で重賞初制覇を果たした。勝ちタイムは2分6秒0。途中まで
アウトレンジと同じような位置にいた川崎の
ライトウォーリアが6馬身差の2着、逃げた
JRAの
メイショウフンジンが2馬身差の3着、連覇を目指した
JRAの
ディクテオンが4着、浦和の
ナニハサテオキが5着だった。
勝った
アウトレンジは父
レガーロ、
母クイーンパイレーツ(母の
父キングカメハメハ)の4歳牡馬。
JRA栗東・
大久保龍志調教師の管理馬。通算成績は12戦6勝。前走の
みやこステークスが初めての重賞挑戦で2着、今回2度目の重賞出走で初勝利を挙げた。鞍上はC.デムーロ騎手。
レース後のコメント
1着
アウトレンジ(C.デムーロ騎手)
「いいスタートを切って良いポジションにつけられましたし、素晴らしい馬でした。乗り心地も良いですし、状態も良かったです。競馬でも良く走ってくれました。久しぶりに浦和に来ましたが、勝てて嬉しいです」
(
大久保龍志調教師)
「2回目の重賞出走でこんなに強い勝ち方をしてくれて、馬に感謝です。ちょっと夏に体調を崩して夏場は全休しましたが、疲れも取れて体調もどんどん良くなっていたので、今ならいい勝負になると思っていました。左回りも上手ですし、ピッチの走りをするので、小回りの浦和は合うと思っていました。オンとオフの切り替えがしっかりできるのが持ち味の馬ですが、小回りでも上手に走ってくれました。
こんなに離して勝つとは馬の成長にびっくりしています。今後は地方のダート
グレードに参戦出来るならまた連れていきたいですし、大きいところを獲りにいけたらと思います」
2着
ライトウォーリア(
吉原寛人騎手)
「海外(遠征)の疲れをケアして落ち着いていましたし、ここまでの状態にスタッフが持ってきてくれました。砂をかぶってもレースができたのは収穫です」
3着
メイショウフンジン(
酒井学騎手)
「ブリンカーの効果が伺えました。出ムチを入れていい行きっぷりで行ってくれました。他の馬につつかれる方が辛抱できます」
ラジオNIKKEI