英雄
ディープインパクトの血が府中で再び騒ぐ。昨年の
天皇賞・春を制した
ジャスティンパレスの気配が上向いている。坂路で単走追い。先週、坂路で4F51秒6〜1F12秒5の好時計を出し、この日は息を整える最終リハ。軽快なフットワークで4F54秒6〜1F12秒6をマーク。もうこれで十分だ。
「今朝は馬なり。状態は凄くいい。自信を持っていけます」
杉山晴師の晴れ晴れとした表情が復調の度合いを物語っている。前走の
天皇賞・秋は
宝塚記念の大敗(10着)後で、陣営はどこまで走れるか期待と不安が半々だったが、4着とはいえ末脚は光っていた。
「ゲートに課題はあるが直線で狭くなる中、よく脚を使ってくれました」。そうそうたるメンバーがそろう大一番でも師の手応えはかなりのもの。父譲りの鬼脚を発揮する態勢が整った。
スポニチ