「
ジャパンC・G1」(24日、東京)
秋華賞で牝馬2冠を成し遂げた
チェルヴィニアが20日、美浦Wで最終リハ。3頭併せでパワフルな動きを披露し、目下の体調の良さをアピールした。3歳牝馬で
ジャパンCを制したのは12年
ジェンティルドンナ、18年
アーモンドアイの2頭だけ。国内外の強豪を破り、偉大な3冠牝馬と肩を並べるか。
チェルヴィニアは美浦Wで内の
ウンブライル(4歳オープン)、外の
ベランジェール(3歳1勝クラス)の間に入り、馬なりの手応えで6F83秒8-38秒2-11秒7を記録。
秋華賞時とほぼ同じような時計&内容で、動きの力強さはさらに増している印象だ。以下、
木村哲也調教師と
ルメール騎手との一問一答。
◇ ◇
◆
木村哲也調教師
-
秋華賞後の調整は。
「いったんリフレッシュ放牧へ。3週前に帰厩しました」
-追い切りの内容を。
「本番を想定して。道中の折り合いや、馬込みの中でも落ち着いて騎乗者の指示に従って素直に動いているか、ゴールに向かって頑張っているかをテーマに。その通りにできたと思います」
-成長している点は。
「馬自身が自信を持って日々を過ごしてくれている。この秋、春とは違ってお姉さんになってくれていると思う」
-舞台は東京芝二四。
「(
オークスで)勝たせてもらっていますからね。美浦からも近いので、いろんな不安様子があるなかで、東京で戦えるというのはホッとする部分ではあります」
-厩舎にとっては連覇の期待がかかる。意気込みを。
「去年は私にとっても厩舎にとっても、得られた経験は大きいものでした。でも、それは過ぎ去ったもの。連覇うんぬんよりも、経験を生かしながらチャレンジして、ファンの皆さんに喜んでもらえるように頑張りたい。日曜の午後まで最善を尽くしたい」
◆
ルメール騎手 -
秋華賞で2冠制覇。
「スタート後すぐにいいポジションを取れましたし、冷静に走ってくれました。直線の反応も良く、内回りでもいい脚を使ってくれました」
-古馬とは初対戦。
「
アーモンドアイの時も古馬との対戦は初めてでした。
チェルヴィニアも強い馬です。斤量は54キロ。それはすごくいいポイントだと思う」
-意気込みを。
「海外から3頭来ていますし、今年の
ジャパンCは楽しみ。いい結果を出したいです。彼女は2冠馬。大きなチャンスがあると思います」
提供:デイリースポーツ