「
ジャパンC・G1」(24日、東京)
本気度がうかがえる。今年の
キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制した
ゴリアットは20日、東京芝で
キャピタルSに出走するルノマドと併せ馬。4馬身追走する形でスタートし、馬なりで7F90秒6-37秒3-12秒2を記録。軽快な動きで半馬身先着した。騎乗したスミヨンは「落ち着いていたし、滑らかな動きで力強さを感じた」と状態の良さを強調した。
G1勝利は
キングジョージのみだが、この一戦が非常にハイレベルだった。のちの
凱旋門賞馬
ブルーストッキング(2着)、
BCターフを制す
レベルスロマンス(3着)、そして今回ともに参戦する
オーギュストロダン(5着)をまとめて撃破する価値ある勝利。
グラファール師は「一番いい馬を日本へ連れてきたかった。成熟した時期を迎えており、信頼しています」と愛馬をたたえ、自信ありの表情を見せる。
鞍上も強気の姿勢だ。
ジャパンCは今回が7回目の騎乗。10年
ブエナビスタでは1位入線→2着と悔しい思いをしたが、14年
エピファネイアで勝利を収めている。「
ジャパンCを勝つためには、速いスピードとそのスピードを持続させるスタミナが必要。
ゴリアットはその全てを兼ね備えているし、勝つと確信しています」ときっぱり。豊富なキャリアの裏付けがあるだけに説得力がある。
「今回はチームが一丸となって
ジャパンCを勝つために日本へ来た。大きな成長を見せているし、自信はある」と力を込めた鞍上。本気度と自信度は過去の外国馬と比較してもトップクラス。05年
アルカセット以来の勝利に向かって突き進む。
提供:デイリースポーツ