「
兵庫ジュニアグランプリ・Jpn2」(21日、園田)
1番人気の
ハッピーマンが重賞初制覇を果たした。道中は中団で内ラチ沿いを進み、直線で外へ進路を取ると一気に抜け出した。2着は3番人気の
コパノヴィンセントが逃げ粘り、3着には5番人気の
ヤマニンシュラが好位追走で続いた。
ハッピーマンが新境地を切り開いた。デビューから3戦目で初めての1周競馬だったが、これまでにない自在性を発揮。「ある程度、外めでと考えていたので想定外。あの競馬なら今後の可能性が広がる」と寺島師。もまれて砂をかぶる展開で最高の結果を出した。
コパノヴィンセントが逃げて道中は6、7番手。内ラチ沿いで脚をためた。「いいスタートを切って、引っかかりたくなかった。小牧(太)先輩から『きょうは内やで』と助言を頂いて、内に行きました。手応えが良かったので、進路さえ開けば」と坂井。直線に入って外へ持ち出すと、はじけるように抜け出した。
今回の勝ち方で次走以降は選択の幅が広がる。「当初は千二向きかなと考えていたが、今後は千八もこなしてくれそう。次走は全日本2歳優駿・Jpn1(12月11日・川崎)も選択肢の一つ。来年はダート3冠の路線へうまく持って行ければ」と寺島師。スターホースへの成長を思い描く。
提供:デイリースポーツ