第26回
兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)が
園田競馬場で行われ、1番人気に支持された
坂井瑠星騎乗の
ハッピーマン(牡2=
寺島良)が直線で鋭く抜け出し、重賞初制覇を決めた。2着
コパノヴィンセント、3着
ヤマニンシュラで
JRA勢が1〜3着を独占した。
勝機は「内」にあり。坂井はインにこだわって
ハッピーマンをVに導いた。道中は7番手付近の内。4角でも内にこだわり、最後の直線で前を行く
コパノヴィンセントをかわす時だけ1頭分、外に出して悠々と差し切った。
「小牧(太)先輩に“今日は内やで”と言われていた。小牧先輩に感謝したいです」。坂井は
JRAから古巣へと戻った先輩のアド
バイスを生かし切ったことを明かした。「手応えも良かったし進路さえ空けばという感じ。1周の1400メートルもこなせ、今後の幅が広がった内容でした」と収穫の大きさを強調した。
寺島良師も「いい瞬発力で差し切ってくれました」と笑顔を見せた。「馬の状態を見ながらですが
全日本2歳優駿(12月11日、川崎1600メートル)も選択肢の一つになってくると思います」。ここ2年の優勝馬が
デルマソトガケ、
フォーエバーヤングというハイレベルな一戦へのチャレンジを思い描いた。
スポニチ