国内外の超強豪が集ったG1・
ジャパンカップは24日、東京芝2400メートルで行われる。
騎手最多の5勝目を狙う
武豊は、前走の
天皇賞・秋を衝撃の末脚で制した
ドウデュース(牡5=友道)とのコンビ。今年の
ジャパンカップは
武豊を巡るストーリーが散りばめられている。
武豊は13日、自身のオフィシャルサイトの日記で「ニッポンの総大将として」とのタイトルで「久々に海外からも一流馬が参戦してきますが、ニッポンの総大将として迎え撃つ準備はできています」とつづった。
「ニッポンの総大将」で思い浮かぶのが99年
スペシャルウィークだ。98年ダービー馬は、この年の
凱旋門賞を制した
モンジューを迎撃し、
ジャパンカップを制した。
今年は
武豊が騎乗して無敗3冠に輝き、大種牡馬としても伝説を刻んだ
ディープインパクトの産駒最終世代
オーギュストロダン(牡4=A・オブライエン)がアイルランドから参戦する。
オーギュストロダンは英愛ダービーなどG1通算6勝を挙げているディープの傑作。一方、
ドウデュースの父は国内で唯一、
ディープインパクトを破った
ハーツクライだ。
武豊は21日の共同記者会見で「(
オーギュストロダンは)
ディープインパクトの最終世代で、イギリスのダービー馬ですし、ヨーロッパ最強馬と呼んでいい馬が、ラストランで
ジャパンカップに来るのは非常に大きなこと。たまたま私が
ハーツクライ産駒で一緒に戦うのは、ほんとに競馬はおもしろいとあらためて思いましたね」とコメントしている。
ゲートインは24日午後3時40分。「これだけの馬ですし、自信を持って乗りたい。みなさんも期待してくださっている。この期待に応えたい気持ちが強い。勝てるように頑張りたい」。
武豊を背にしたニッポンの総大将が、再び圧巻のパフォーマンスを披露する。
スポニチ