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【ジャパンC】連続的中の鉄板パターンは継続可能? 過去データで探るGIジャパンC

  • 2024年11月24日(日) 07時35分
 今週の開催は「東京・京都」の2場。東京競馬場は今年のラスト開催となる。

 重賞は土日全部で3つ。なかでも注目となるのは、やはり秋のGIシリーズのクライマックスといえるジャパンカップ(GI・東京・芝2400m)だろう。

 過去10年データを使って馬券ヒントを見つけるこのコーナー。今年も豪華メンバーとなったジャパンCの狙いどころを探していこう。

1.やっぱりジャパンCは堅い?

 いつものようにまずは上位人気馬のチェックから。

 ジャパンCの1番人気馬は過去10年で5勝。成績は[5-1-2-2]と抜群の成績を収めている。秋のGIシリーズのなかでも馬券軸としては信用度高い。

 逆に2番人気馬は0勝。とはいえ成績は[0-3-3-4]なので馬券相手としては十分に買える。3番人気は2勝、成績[2-2-1-5]でここもまずまずの成績を収めている。

 これ以外の3勝は、4番人気2勝・5番人気1勝。近年はほぼ人気上位馬しか勝っていない。さらに馬券圏内30頭中、5番人気以内で27頭が占められる。残り3頭も6番人気2頭と7番人気。上位人気の馬で馬券を構成すれば、的中率はかなり高いという構造。やはりジャパンCは堅いのかも…。

2.海外馬は本当にいらない?

 ジャパンCでは毎年言われることだが、海外からの参戦馬は近年好走がない。

 06年3着ウィジャボード以来馬券圏内なし。勝馬はその前年05年のアルカセットまで遡らないとならない。

 過去10年で限定すれば海外馬は参戦25頭。成績は[0-0-0-25]。過去の最高着順は5着。どれだけ鳴り物入りの参戦だろうが、もはやジャパンCの海外馬は黙って切りが正攻法となってしまった。

 今年のオーギュストロダンゴリアットファンタスティックムーンは実績としては十分だが、果たしてどこまで前進できるのだろうか…。

3.圧倒的に内枠強い?

 近年、やたら内枠が強いジャパンC

 1着馬は、1枠の馬が半数の5頭にも上る。さらに細かく言うと、1着馬は7枠15番で勝ったショウナンパンドラ以外は「すべて馬番6番までの馬」で占められる。これは明らかに「内枠有利」といっていいデータだろう。

 昨年も1枠にリバティアイランドイクイノックスが入ってのワンツー決着。比較的人気馬が内枠に入って、それらが好走しているという傾向もあるようだ。つまり狙うならば「内枠に入った人気上位馬」ということ。今年も人気ドウデュースが2枠3番に…。やはり内枠というパターンとなるのだろうか。

4.日本馬に外国人騎手パターンが狙い?

 ジャパンC週には多くの外国人騎手も騎乗している。

 まあそれでも「外国馬に外国人騎手鞍上」パターンはいつもながら全滅。一方、「日本馬に外国人騎手鞍上」パターンはやたらと成績が良いのだ。

 ルメール騎手も含んではいるが、過去10年この鞍上パターンの馬で7勝。馬券圏内30頭中にしても半数の15頭がこの「日本馬に外国人騎手鞍上」のパターンである。

 今年でいえばジャスティンパレスチェルヴィニアドゥレッツァがこのパターン。今年も馬券圏内キープとなるのだろうか。

5.前走ローテはどこからが良い?

 最後に、前走はどこからのローテーションが良いのかを見ていこう。

 過去10年、ジャパンCの1着馬の前走は、天皇賞(秋)6勝・京都大賞典3勝・秋華賞1勝。これ以外の前走ローテからは勝馬は出ていない。天皇賞(秋)は7着まで、京都大賞典は3着まで、秋華賞は1着馬だけというデータだ。

 一昨年は当てはまる3頭の候補名を出して、うちヴェラアズールシャフリヤールでのワンツー。昨年も当てはまる4頭からイクイノックスリバティアイランドでのワンツーとなった。今年当てはまるのはドウデュースチェルヴィニアジャスティンパレスソールオリエンスの4頭。このなかに勝馬はいる?

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